QNAPに限らずNAS製品のバックアップを取るにあたって最も簡便な方法として、USBの外付けHDDにデータをコピーしたり、 NASをもう1台接続し複製を取る方法が一般的に行われています。 しかし外付HDDやNAStoNAS環境にはランサムウェア等マルウェア感染のリスクがあることをご存知ですか？ RDXならウイルス感染のリスクを回避し災害対策も考慮したバックアップを行うことができます。

RAID構成のNASでもバックアップって必要？

RAIDとは、複数のHDDを使用して1つのドライブのように認識させ、冗長性を持たせたり高速化を図る技術です。 データを分散して書き込む為、万が一HDDが故障してしまったときにHDD交換を行えばデータの復旧が行えます。

「RAIDに対応しているからバックアップは必要ない」と思っている方が多くいらっしゃいますが、それは間違いです。

そもそもRAIDとは冒頭で述べた通り、冗長性を持たせ耐障害性を上げることや高速化を図る技術であり、バックアップとは目的が違います。 冗長性を持たせたRAID構成のNASでも、人的ミスによるファイル損失・ランサムウェアなどのマルウェアやウイルス感染リスクに対しては無防備な状態です。

更に、災害などによりNASが丸ごと壊れてしまったり、RAID自体が壊れて復元が困難になるケースも少なくありません。
RAID構成のNASでも外部ストレージにバックアップを取ることが重要です。

NASのバックアップを取る方法

外付HDDやNAStoNASでバックアップ

NAS製品のバックアップを取るにあたって最も簡便な方法として、USBの外付けHDDにデータをコピーしたり、 NASをもう1台接続し複製を取る方法が一般的に行われています。 この方法で注意へすべきなのは、ランサムウェア（感染したコンピュータ内のファイルを暗号化して操作不能にし 「元に戻すには金を払え」と言ってくる脅迫型のマルウェア）への感染リスクです。

ランサムウェアは、感染したコンピュータだけにとどまらず接続している外付HDDやUSBメモリ等のファイルも暗号化し、 更にネットワークを経由して会社の基幹システムや他のコンピュータにも被害が及ぶ可能性もあります。
つまり、NASのバックアップ用に常に接続した状態の外付HDDなども感染のリスクがあります。
NASのバックアップデータを安全に保管するにはネットワークから切り離しておくことが重要です。

外付RDXでバックアップを取る利点

RDXは、ディスクの取り外し・交換ができるUSB接続のバックアップシステム。 2.5インチHDDをカートリッジ化することで、フロッピーディスクのように外付ドライブに着脱して使えます。
データカートリッジを取り外して保管することにより、ランサムウェアの感染リスクから切り離すことが可能。 更に複数のデータカートリッジを使用すればバックアップの世代管理ができます。 また、データカートリッジは手のひらサイズで可搬性に優れているので、サテライト保管すれば災害対策にも有利です。

QNAPとRDXの互換性

QNAPのデータをRDXにバックアップ

Archiware P5

Archiware P5は、クロスプラットフォーム・クロスネットワーク対応のデータマネジメント＆データセキュリティーソリューションです。 ワークステーション及びクライアントのバックアップからサーバのバックアップ、レプリケーション、ディープアーカイブまで エンタープライズレベルのデータセキュリティとデータマネジメントを提供します。
QNAP AppCenterから簡単にインストールすることができ、全ての設定・モニタリング操作はブラウザから行えます。

Archiware P5を使用したQNAPからRDXへのバックアップと復元手順をご覧いただけます。

HybridBackupSync

HybridBackupSyncは、バックアップ・復元・同期のタスクを一体化したオールインワン型アプリケーション。 効率的なバックアップと復元をローカル、リモート、およびクラウドストレージで可能にするための集中管理のマルチタスクを可能にします。
QNAP AppCenterから簡単にインストールすることができます。

HybridBackupSyncを使用したQNAPからRDXへのバックアップと復元手順をご覧いただけます。