SEH Technology社のUSBデバイスサーバ「myUTN-2500」に、Tandberg Data社のRDX外付ドライブ「QuikStor」を接続して、PC・サーバからネットワーク経由でRDXドライブの認識及び読み書きといったアクセスが可能となり、別フロアや遠隔地であってもクラウドストレージを介さずローカルデバイスと同じようにデータのやり取りできます。
myUTN-2500の特徴
SEH Technology社の「myUTN-2500」は、ネットワーク非対応のUSBデバイス(HDD/プリンター/USBメモリ等)がネットワーク上で利用できるようになる高性能USBデバイスサーバです。
別フロア、遠隔地、海外拠点などにあるサーバやPCからmyUTN-2500に接続したUSBデバイスを、まるでローカルデバイスのように利用することができます。
また、myUTN-2500はUSB3.0 Super speedのポートを3つ備え、高度なセキュリティ機能も備えており、各USBポートをパスワードでアクセス制限したりネットワークのセキュリティプロコトルを使用してmyUTN-2500へのアクセス自体を制限することができます。
このようにmyUTN-2500はビジネスレベルの機能を数多く備えています。
RDXの特徴
RDXとは、DDSやDATテープ等の代替を主な目的に開発されたディスクの取り外し・交換ができるバックアップシステムです。
2.5インチHDDをカートリッジ化することで、フロッピーディスクのように外付や内蔵ドライブに着脱して使えます。
カートリッジは手のひらサイズで小型・軽量・頑丈。そしてHDDならではの大容量。
接続はUSBなので、つなげるだけでリムーバブルディスクとして認識され、誰でも簡単にご使用可能です。
世代管理もでき、持ち運び・外部保管に適しているので災害対策もできるバックアップシステムです。
RDXはカートリッジをドライブから取り外し、オフサイトで保管できることが最大の特徴。
データカートリッジをオフサイトで保管することで、サーバ側のシステム障害やウイルス感染の影響を受けずにデータ復旧が可能です。
RDXの落下テストでは、コンクリート上に様々な角度から1500回以上落とします。
RDXカートリッジ専用のショックマウントで、落下など衝撃によるデータ損失のリスクが軽減されます。
動作検証レポート
Tandberg Data社により、「myUTN-2500」にRDX外付ドライブ「QuikStor」を接続して認識およびデータの読み書きが正常に行われることが確認され検証レポートが公開されています。
・WindowsOSからの認識
・ファイルバックアップの取得とその転送速度の確認
・Windows Server Backupでのシステムバックアップとその転送速度の確認
・Windows Server Backupで取得したシステムイメージのリストア
・ベンチマークツールを使用した転送速度の確認
・MacOS/LinuxOSからの認識、ファイルコピー、転送速度の確認
RDX QuikStor USB3+ドライブをmyUTN-2500にUSB3.0ケーブルで接続し、myUTN-2500とWindowsOSのサーバを同一LANに接続します。ネットワーク上のハブやルーターの性能の影響を排除するため、今回の検証ではmyUTN-2500とWindowsサーバをLANケーブルで直結して動作確認を行いました。